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この言葉は、早く電話を切り上げたいときに、用いられるセリフです。 つき合ったばかりの頃は、男性も彼女と夜中まで長電話をしていたにもかかわらず、慣れてくると「眠い」と言い、話を早々ときりあげようとします。 「私の彼氏は、昔はおしゃべりだったの、どうしたのだろう」と思ったことはありませんか。 実は、このような男性の態度が理解しにくいのは、男女の脳の構造の違いに由来しており、男性と女性とでは、会話する目的が全く違っているのです。 ここでは、男と女の会話の目的の違いについて考察してみましょう。
男と女は、大昔から社会生活の分担が自然と出来上がり、男は狩猟にでかけ、女性たちは男がいない間、子供を育て、身の回りで食物採取をしており、この生活の分担は、現在にまで基本的に受け継がれてきています。 この綿々と受け継がれてきたDNAがあるために、会話の目的が違っているのです。
男が狩をするのに、ぺちゃくちゃ喋っているようでは、動物は逃げていくでしょう。そのため、会話は必要最小限で、意思疎通をはかるときのみ用いられたのです。
一方、女性は、動物のメスと同じように、子どもを持つと自然とコミュニティーを作ることです。これはお互いに助け合うためのサークルで、メスも女性も群れをなす動物は必ず、生活共同体を作り、その中での連絡を密にします。このコミュニティーを異常に発達させたのが人間であり、女性の会話能力が高い理由もそこにあります。 会話能力が高いのに加え、女性は会話をレクリエーションとして楽しみます。
しかし男にとって、会話はあくまでも自分のポジションを上げるための道具です。女性のように、ただ漠然と楽しむためだけに話をするということは、男の脳では不可能です。 だからこそ、男性同士の会話にドラマがなく、用件が多いのです。 また、男性は、言葉の行間を読む能力が女性よりも劣るため、話にオヒレがついていると、混乱をきたします。
では、そういう男性が、なぜつき合う前後だけは時間も忘れて女性と会話をするのか不思議でしょうが、理由は簡単なことです。 ずばり女性を口説き落とすという「目的」がしっかりあるからです。
しかし、恋愛も中期以降になると、男性には女性を口説くという明確な目的が完全に消失してしまい、会話が弾まないのです。 あなたが彼に長電話しようものなら、「眠いから、また今度ね」といって会話をボイコットされてしまいます。ただし、注意しなければならないのは、このボイコットを男性が平気でするという関係こそ、女性であるあなたが軽く見られている、つまり男性のほうが優位な立場にあるということです。 もし、男性が劣位にあるなら、あなたにやさしさを見せておかないとフラれますので、眠いなどとは言わないでしょう。
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