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婚活女性のほとんどの人は、「結婚すれば幸せになれる」と大きな勘違いをしています。 要するに、精神的な不安や、経済的な不安を抱えていても、結婚すれば、そこから解放され、自分が求めているすべてを結婚相手に埋めてもらえるという、とんでもない勘違いをしているのです。 たとえば、人間関係が原因でうつ状態になったとき、お医者さんに処方された薬を飲んでうつ症状が改善されることはあっても、薬によって人間関係が改善されることはありません。 それと同じで、何かの不安を抱えている人が結婚したところで、一瞬は不安から解放されたように感じますが、不安を抱えやすい性格はそのままです。
だから、旦那が浮気をしないかどうかとか、悩みの内容が他のことにすり替わるだけで、すぐにまた不安に苛まれる日々がやってきます。 そして、もちろん、結婚することで解決する問題も実際にはあるのかもしれませんが、結婚したことで生まれる問題もたくさんあります。 お金のこと、お互いの親のこと、子育てのこと、家事の分担のことや、セックスのことなどなど・・・結婚前なら自分のことは、何もかも自分ひとりで自由に決められますが、結婚するとそういうわけにはいきません。 それに、独身で、「不幸だなあ〜」と思うことがあったとしても、結婚して、旦那や姑と気まずくなったりいがみ合ったりしながら、いやな空気の中で生活を続けなければならない結婚後の「不幸」よりも、相手を恨んだり、逆に恨まれたりしない分、まだラクなはずです。 自分ひとりで感じる「不幸」と思うことに関しては、自分を変えることで改善する余地がありますが、自分以外の人間を自分の思い通りにコントロールすることなど不可能です。万が一できたとしても、自分も相手もとてもしんどい思いをするはずです。
「結婚さえすれば・・・」とか、「○○がなければ自分は幸せになれない」と、自分の外側の条件を満たすことなしに幸せを感じられないような感性しかなければ、たとえ結婚しても、「旦那の稼ぎがもっと良ければ・・・」とか「子供がいれば・・・」とか、次々に悩みだすのです。 人は結婚してもしなくても幸せになれるのです。そして幸せとは本来、「なる」とか「なれる」ものではなくて、「気づく」ものであり、「感じる」ものです。 それに、結婚さえできれば幸せになれるということは、結婚しなければ幸せになれないということなので、「幸せではない状態」で結婚相手を探すことになります。 この状態で婚活をすれば、「類は友を呼ぶ」の法則で、そんなときに出会う人は、何かに不安を持ち、満たされていない相手です。 だから、残念ながら、その状態で、目が覚めるような素敵な人に出会うことなどありません。万が一出会えたとしても、波長があまりにも合わないので、こちらが好意を抱いたとしても相手にされないでしょう。 素敵な人に出会って幸せな結婚をするためにも、早々に「結婚さえすれば幸せになれる」という思い込みから自由になって、結婚してもしなくても幸せな自分になっておくことがとても大切です。
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