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「良いことを思えば良いことが起こり、悪いことを思えば悪いことが起こる」という言葉を一度ぐらい聞いたことがあるでしょうが、現実世界というのは心の投影であり、自分の内面で起こっていることと、物理的な目に見える現実とはリンクしているという意味です。 なぜ、こういう話をするかと言えば、結婚も同様だからです。 つまり、自分の内面が調和していないと、幸せな結婚は現実世界に現れてこないということです。
東洋の思想である「陰陽論」では、この世界はすべて「陰」と「陽」によって成り立っていると言われています。 その中でも、精神、魂が「陽」、肉体が「陰」とされていますが、たとえば自分の肉体を嫌ったり、「死にたい」(肉体を手放したい)と思っていたり、逆に命(肉体を流れているエネルギー)のことを肉体が信頼していなかったり、命がやりたいと思っていることを肉体が実行していなかったりすると、肉体と精神(魂)の間で分離が生じます。 そして、身体の性別とは関係なく、女性でも男性でもそれぞれが「男性性(陽)」と「女性性(陰)」を持ち合わせていますが、この二つは相互に作用していて、どちらかがしっかり開花されていると、もう一方も同時に開花されていきます。 男性性とは簡単に言うと、行動力、実現力、進化・発展する力、リーダーシップ、論理的、直線的、何かを守る力で、「動」の要素です。 そして、女性性とは、優しさや柔軟性、温かさ、慈愛、受け入れる力、包み込む力、イメージやインスピレーション、情緒的といった、「静」のエネルギーです。 たとえば、女性性(メスであること)が存分に開花されていて女らしい人は、同時に男性性もしっかりしているので、とても女らしいけれど中身は男性な「かっこいい女」になります。 逆に自分のメスの部分を否定していたり、本音を抑圧していたりすると、女性性も男性性もうまく開花されないので、依存心や執着心が強くなったり、被害者意識が強くなったり、行動力や物事を実現する力がなくなり、生活力がなくなったり、夢見る夢子ちゃん状態になってしまうことが多いようです。
この理屈からいきますと、自分の内面にある陰の部分と陽の部分が、どのような状態になっているかで、現実世界に投影されるものは違ってくるもので、心の内面の陰と陽が調和した状態であれば、それを投影した幸せな世界が現れ、陰と陽が混乱した状態であれば、不幸せな現実世界が現れてきます。 ですから、あなたがあなた自身を心から愛し、あなたが自分自身と結婚(調和)できていれば、目に映る現実もそれとリンクしてくるでしょう。 今の自分がダメだから、愛せないからという理由でどんな行動を起こしたとしても、あなたはますます不足感を感じる現実、愛せない自分を強める現実を創り続け、体験しますが、どんな自分も愛して、自分はただここにいるだけで、ものすごい価値のある、愛おしい存在だということを心底自覚すると、その満ち足りた状態にふさわしい、愛でいっぱいの現実を体験するでしょう。 あなたはあなたの肉体を愛していますか? そして、あなたは、あなたの命を愛していますか? 自分の内面の陰陽が、最高にラブラブな状態であること。 この状態の波動を当たり前にすることによって、「最高にラブラブで幸せな結婚」という現実が起こってくるのです。
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