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趣味を聞いたら、彼女が「お料理」と答えたとしましょう。 「なるほど、料理か」とそこでうなずいて終わってしまっては何にもなりません。料理には二種類あり、つくる料理と食べる料理に分かれるからです。 ここでは、趣味のことを聞いたら、次の会話に発展させるための方法についてご紹介しましょう。
「つくる料理派」は家庭型であり、「食べるグルメ派」は冒険型です。 どちらのタイプなのかがわからないで、女を口説くことはできません。 かりに彼女が「つくる料理派」であれば、ただちにあなたも家庭型に変身しなければならないからです。 このとき、まっさきに興味しんしんという顔で、「どんな料理が好き?」と聞き、彼女が答えた料理がどんな種類のものであっても、「食べたい!」と反応するのです。 もうここで、彼女の心の中に一分前と違った感情が起こったことがわかるでしょうか? 少なくとも自分が好んでつくるものに興味を持ち、それを見るだけでなく、味わってくれるとなれば、好意という感情が起こって当然です。 反対に、彼女が「食べるグルメ派」だとすれば、これも第一の質問は、「どんな料理が好き?」以外にありません。そこで彼女の口から出た料理がどんなものであっても、「おれもだ!」と反応するのです。そしてすばやく冒険型に変身するのです。 モテない男ほど、「イタリアンよりやっぱりフレンチだな」などと、くだらないこだわりを示して、最初から食い違ってしまうのです。 これこそ、世の中を見ていない若い男が陥りがちな落とし穴です。だから中年の男に彼女をさらわれてしまうのです。
ともかく家庭型か冒険型かを知り、さらに何が好きか、という情報を得たら、男としてやるべきことは次の三つです。 @ 自分はまったく同じ趣味であると伝える A その趣味を互いに広げていく B できるだけ関連情報を知らせる このことは、女性にとってメリットとなります。恋愛という面倒な関係にならずに、自分に尽くしてくれる男を得るのですから、手離すわけはありません。
ここで男として知っておくべきことは、男と女の関係を深めるには三つの方法がある点です。 @ 最初から恋愛関係になる A 最初は友人として、のちに恋愛関係になる B 最初から最後まで友人関係以上にはならない 誰でも期待するのは@の関係です。これなら手っ取り早く、失敗もないだけに最高です。 とはいえ、こういうチャンスはめったにありません。一生に一回か二回あれば、いいほうでしょう。 反対にBの関係だけは避けなければなりません。金と時間を浪費するだけでなく、気を使って収穫がゼロでは元も子もないでしょう。 ところが案外とこれが多いのです。気がいいというか弱いというか、ムダなカネを使って「ま、仕方ないか」で終わらせているのです。 一般的にはAの関係がふつうです。女に利を与えなければ、友人にもなれません。まして恋人や、恋人の座を狙うライバルがいるかなどしれたものではありませんし、すぐに恋愛関係になろうとするのはムリな話です。あわてず「恋人の下、友人の上」を狙うくらいでいいでしょう。 そのためには、趣味の枠を一致させることが必要になるのです。 もちろん、料理でなくてもいいのです。音楽でも映画でもかまいません。大枠で最初に一致させないと、デートのテーマがなくなってしまいます。 大切なのは、同類項に思わせること。しかも、あとからではなく、最初から同類項になるために、分類法で彼女の趣味の方向を知るべきです。最初からダラダラした会話をするようでは、攻略はまず不可能と考えておきましょう。
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