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人間の怒りの度合いは、顔色に表れますが、顔が赤くなった表情は要注意です。 人は怒ると顔が赤くなりますが、怒りが高まりますと、カラダが戦闘モードになって、アドレナリンが分泌され、脈は速くなり、筋肉に力が入り、体温は上昇し、そして、頬が高潮するのです。
人間の精神が安定しているときは、自然と緊張感が解け、全身の神経と筋肉も緩んで、顔も穏やかになっていますが、怒りますと、カラダに毒素が回って、いつでも相手を攻撃する準備に入り、顔色も赤くなってきます。 毒蛇でも怒っていないときは、手を咬まれても毒が回ったりしないようですが、毒蛇を怒らしますと、毒を体内にためて、相手を攻撃する態勢に入るようです。
このような変化は、自律神経によるものなので、意識的にコントロールできないため、相手の心理を読むには、非常に便利なバロメーターとなります。 ですから、相手の顔が赤くなってきて時点で、争いに終止符を打つことが望ましい。 怒りで真っ赤になった顔は恐ろしく見えますが、実は、これはまだ怒りを爆発させるまでに至らない段階で、怒りをじっとこらえているのです。 相手が本気にならないうちに、相手も気持ちをやわらげるような言葉が必要ですし、そのように接する必要があります。
本当に恐ろしいのは、怒りが心頭に達して怒髪天を突き、血の気が引いて青白い顔になったときです。 こうなりますと、怒りが頂点に達して、もう後戻りはできない状態で、心は既に意を決していますので、脈は落ち着き体温も下がります。 これは、すぐに攻撃に移れる態勢で、もはや妥協の余地はありません。 こうなると、相手次第では暴力沙汰になることもあったり、そうならなかったら、その場を去ってしまい、あなたとの付き合いもジ・エンドを覚悟しなければなりません。 また、逃げ場がないほど、追い詰められた人も、青白い顔をします。 これは、「怯えているばかりではないぞ。いつでも襲いかかってやる。その用意はある」と開き直ったときの反応です。 これは、たとえその場で直接行動に移さなくても、「報復の意思がある」という証であり、注意が必要です。
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