|
言葉には、表面どおりの内容と、その言葉によって相手にある行為をさせようとしたり、あるいはある行為をやめさせようとする働きがあるものです。 ですから、表面上の言葉の裏にある真意を読み取らないと男心は理解できません。
たとえば、あなたが彼を映画に誘ったときに、「あのエバンゲリヲン、先日、観に行ったところだよ、ごめん」と彼から返事があったとしましょう。 彼からこのように返事をされると、映画に誘うことはできませんね。 確かに、観てしまったのは事実かもしれませんが、結果としては、二人で観に行くことができなかったことも事実です。 次に、あなたが「明日、ヒマなんだけど、いっしょにショッピングに付き合ってよ」と誘ったときに、「明日は、友だちと飲みに行く約束をしてるんだよ、ごめん、この穴埋めはきっとするから」と言ったとしよう。 また、「一泊旅行しようよ」と誘えば、「オレが旅行のプランを考えるから、もう少し待ってくれよ」と言ったとしよう。 これらの言葉から連想されるのは、いかにももっともらしい気遣いのある返事ではありますが、結果的には、あなたの誘いに、ひとつも応じてくれなかったという事実です。 ひとつだけの例なら、素直に受け取ってもよいでしょうが、何回もこういうやり取りで終わっているようだったら、彼の返事のキーワードは、「あなたとデートはしたくない」ということになります。
上記のようなやり取りは単純で分かりやすいものですが、実際にはもう少し複雑な会話になるでしょう。それは彼があなたを傷つけずに納得させるために、非常にもっともらしい理由をあげるからです。 ですから、あなたも表面上だけの言葉で、あなたをいかにも想っているように返事をするかもしれませんが、あなたもしっかりと言葉の真意を確かめましょう。 「キミとはすぐにでも会いたいのに、今日も残業だよ、キミのために頑張るから、次はキミのお気に入りのレストランに連れて行ってあげるよ」 「上司から突然、飲み会に誘われちゃって、ごめん、今の手がけている仕事が一息ついたら、ボクのほうから誘うから、楽しみにしといてね」 これらの巧みな言葉も、よくよく考えてみれば、本当の真意が見えてくるものです。 相手が本当に誘う気があるなら、日時の設定を明確にするはずです。 |
||||||||||
Copyright (C)2015. 男性心理・女性心理. All rights reserved. |