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彼氏のいない女性のなかには、いつも口癖のように、「周囲にはいい男がいない」とか「男ばかりの環境で出会いが全くない」などと言っている人がいます。 そういう女性は、自分に出会いのないのを嘆いて、自らモテない環境をせっせと作っているだけで、自分から出会いを見つけようとはしていないのです。 出会いは病院のベッドで横たわっているように、じっと寝て待っているだけでは、出会いのほうからは声をかけてくれないのです。
出会いは努力すればいくらでも波紋のように広がりますが、何もしなければ波はいつまで経っても穏やかで静かなままです。
ただ、学生時代などは、自分から出会いを求めなくても、学校で顔を合わすだけで、毎日が出会いの連続のようなこともあって、新鮮な出会いの流れがあるものです。
卒業して、新しい職場に勤務するようになりますと、人間関係も新しくなるため、最初のうちは合コンに誘わることがあったり、デートの誘いもあるでしょうが、その流れもある年齢がきますと、少しずつ波静かな状態に変化してきます。
これまでは、回転寿司のように、新鮮な出会いが次から次へと巡ってきていたのに、ある程度の年齢になりますと、回転寿司の回転のスピードがだんだんと落ちて、新鮮なネタが回ってこなくなり、いつしか、干からびたゲソとかタコだけが目の前を通り過ぎるようになるのです。 今さら、そんなものに手を出すかと突っ張っていたら、最後は閉店間近になって、供給がピタッと止まってしまい、気がついたら、長年付き合ってきた職場の同僚や学生時代の見慣れた連中が回転ずしの中にいるだけになるのです。 これが婚活のない、いわゆる出会いのない状況なのです。 ですから、新鮮なネタが来るのを坐して待つのではなく、海に出かけて行って、新鮮な鯛を釣ればいいのです。 これが出会いを積極的に求める姿勢なのです。
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