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世の中の男というのは、とかく「女とはこういう生き物だ」などと勝手に思っています。 たとえば、「女なんて金があればどんなにでもなるし、どんないい女でもモノにできる」などと自信たっぷりに話している男がいますが、その体験談とかプロセスを聞いていると、「たしかに、そうかもしれないな」と思えてくるから不思議なものです。
世界の歴史をひもといても、お金に転んだ美女の話は枚挙にいとまがありません。だからこのセリフは、女の本質をとらえた心理のように錯覚してしまうこともあります。 しかし、現実には、お金があったら、どんな女とでもつき合えるかというと、そうはいきません。お金は腐るほどあるのに、さっぱり女にモテない人はたくさんいます。 そこで、女に関するもうひとつの常識が出てきます。それは「女は見た目のいい男に弱い」という常識です。 ところが、見た目のいい男が絶対的にモテるかといえば、これにも例外が数かぎりなくあります。そういう場合に、お金がものをいっているのといえば、必ずしもそうではありません。 特別金持ちでもない、ちょっと見たところは風采の上がらない男が、ハッとするような美人の心も体もとらえて離さない、という現実もあります。 さらにいえば、いま女性らに「どんな男がいいか」と聞くと、まずたいていは「やさしい男」という答えが返ってきます。 ではやさしい男が、やさしくない男より女にモテているかというと、これもまた違います。心やさしい男が妻に逃げられたり、結婚相手が見つからずにくよくよしています。 そして、一見ヤクザではないかと思えるような荒っぽい態度をとり、女性にも冷たい男が、いい女を何人もかかえて悦に入っているのです。 いったいこれはどうしてなのでしょうか。
これは、モテる男とモテない男の差は、女の本質というものを、きちんととらえているか、いないかの差ではないでしょうか。 誤解のないようにいえば、ここでモテる、モテないというのは、いわゆる恋愛関係だけでなく、職場における女性社員の扱い方で悩む男、女の上司の前でオタオタしている男、妻や娘の言動がさっぱり理解できない夫や父親も含めての話です。 あるいは女性をターゲットにする職業や、商品の販売に携わる人たちにもいえることです。
要するに、モテない男というのは、女の本質が理解できていない男のことです。なぜ本質が理解できないのでしょうか。 それは女に近づかずに、遠くから見るだけで、理屈ばかりこねているからなのです。 昔から「夜目遠目傘の内」といいますが、暗いところで見る女、遠くから見る女、祭りの笠や帽子をかぶった女の顔というのはどんな女でも実際以上に美しく見せるものです。 遠くから見て「ああ、きれいだな」といっているようでは、いつまでたっても、女の本質は理解できません。女を本当に知るためには、近づかなくてはダメなのです。 近づいて声をかけ恥をかいてみる、そこではじめて、女を理解できるようになるのです。
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