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 どこかの官僚は、常識がすっかりマヒしていることが大問題になりました。心がマヒすると姿勢が崩れ、普通のときの感覚がなくなってしまうのです。 政治改革のことは大臣に任せて、ここでは、これを女心を開かせるテクニックに応用してみましょう。
たとえば、彼女にふざけて、 「そんなこというとキスしちゃうよ」 といってごらんなさい。最初は、 「バカね、ヘンなこといって」 という言葉が返ってきますが、次の日もまた次の日も、 「よし、キスするとしたら、ほっぺだ」 「ほっぺはかわいそうだから、額だ」 こう繰り返してごらんなさい。 彼女は唇はイヤだけど、ほっぺや額ならいいわ、という気にだんだんとなっていくのです。
一種の催眠術のようなものですから、固い心が徐々にマヒしていく状態がよくわかります。 悪い男になると、 ① 金がないので我慢してくれ ② 何としても金を稼ぐよ ③ 金さえあればきみを幸せにできるのだが こういう論法で彼女に迫ります。 このあやしげな三段論法はで、彼女は喜々として風俗店に働きに行ったり、「これを使って！」と金を貢ぐようになっていくから不思議です。
基本的に話し方は断定的にいうほうが、女性には快く響きます。 「ホテルに行かない？」 と男が言ったのでは、女性は「ハイ」と言いにくいものです。 それより「ホテルに行こう」というほうが成功の確率は高くなります。言葉が心をマヒさせやすいからです。 この「話術でマヒさせる」テクニックで、彼女に迫ってみましょう。
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