男性心理と女性心理
男性心理・女性心理

険悪なときに「二人の関係」を確認しない


恋をしていると、自分が彼にとってどのような存在なのか気になるものです。

特に最近は、「付き合って」とはっきりと言わずにスタートする関係も多いことと、付き合ってもなお、彼に他の女性の影が感じられるケースもあり、どの段階でも、安心していられる状態がなかなかないものです。



険悪な雰囲気で二人の関係を問い詰めてはダメ


普段は、そうした不安は自分の胸に抑えていますが、彼とケンカしたときや、何かトラブルを起こしたときなどには、つい口に出してしまいます。
「私たちって付き合っているの?」とか、「私って、あなたのなんなの?」などなど。

確かに、このような疑問は、さっさと確認して、安心できるセリフを言ってもらいたいものですが、それでもタイミングがあります。こうしたことは、二人の間が良好な状態で、確実にいい言葉を引き出せそうなときにしか、聞いてはいけないことなのです。


男性には別れる口実ができる


それなのに、女性はつい、最悪のタイミングで、それを口にしてしまいます。

険悪な雰囲気のときに、あなたが彼に、
「私たちってどういう関係?」
などと聞いてみたとします。

彼はこの時点ではまだ、あなたとは「付き合っていないということになっているんだな」と認識して、恐らくホッとするでしょう。険悪な雰囲気のときにタイミングよく、こんな言葉を口に出してしまったら、男性は渡りに船で、「俺たちは、付き合っていないんだから、今後、付き合う必要もなくなる」と思ってしまいます。

そして、「白黒をつけろ」ということになると、キミとは、今は付き合っていないし、この先も付き合うことはないという結論を出すでしょう。

あなたはがっかりして、
「もう会わない」
などと極端なことを彼に言ってしまうかもしれません。

どこに問題があるのかといえば、こんなバツの悪いタイミングで、二人の関係を聞くからです。もし、聞かなかったら、彼とは現状維持で恋を楽しんでいたはずです。



男性に本当に付き合う気持ちがあれば交際宣言をする


あなたとしては、彼はデートをするたびに「愛している」とか「ずっと一緒にいたい」などと言ってくれていたから、勝算があって言ったのかもしれません。

しかし、そんなことを、仮に彼が言ってくれていたのだとしても、「付き合ってくれ」「結婚してくれ」と求められていない状態で言われたのなら、そんな言葉は吹けば飛んでしまうほど薄っぺらいものなのです。

確かに、会っている瞬間には、彼もあなたのことを愛していたでしょうし、ずっと一緒にいたいと思っていたかもしれませんが、付き合い宣言していない前なら、何の責任も持つ必要がありません。

あなたの体を抱くために言っただけかもしれません。
だから、あなたが「もう会わない」などと言ったら、彼は「いいよ」と言って、内心喜んでいるはずです。簡単に別れられたと。

そして、あなたが後になって反省して「あれは本当ではなかった」などと言っても、もう取り返しはつきません。


恋愛関係を確実にするには明確な言葉が必要


恋愛関係を確実なものにするためには、明確な言葉が必要なのです。
彼から確かな関係を言ってもらうことであって、あなたから無理強いするものではありません。

あなたに「付き合ってほしい」と彼が本当に思っているのなら、その言葉はいつか彼自らが口にするでしょうし、まだしていないのであれば、それほどには、あなたに対しての気持ちがまだ固まっていないということです。

ですから、「何も言われていない」からといって、あなたから彼を問い詰めてはいけません。特に険悪な雰囲気の時には、絶対にしてはいけないことです。

万が一、彼に関係を詰問しそうになったら、ひるまず彼との距離を置いて、明るい気分になってから、改めて楽しいときに聞くものです。明るい返事を引き出すには、多少は頭を使わなければならないのです。




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