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男性と女性では、女性のほうが平均寿命が長いです。2015年の厚生労働省「簡易生命表」によると、日本人の平均寿命は80.50歳、女性が86.83歳です。 女性のほうが寿命が長い理由は、 「女性ホルモンが血管に作用して、動脈硬化や高血圧を抑えている」 「女性の脳は老化による萎縮が少ない」 「男性ホルモンには免疫を抑制してしまう作用がある」 「女性より男性のほうがストレスに弱い」 などなど、いくつかの要因が組み合わさっているからだと考えられています。
アメリカの大学が調査した結果でも、男性と比べて女性のほうが長生きするという事実が証明されたようです。 その調査とは、妻に先立たれた男性は平均よりも早く亡くなる確率が30%も高いというのです。しかし、妻のほうは、たとえ夫を先に亡くしても、このような結果にはならなかったということです。 男性にとってはとてもショッキングな結果ですが、これは「妻が夫のことを気にかけていない」というわけではなさそうです。
この研究結果では「夫は妻の死に対して、準備ができていない場合が多い」と推論されます。確かに、毎日の食事を始めとした身の回りの世話を妻に任せきりにして、妻がいないと自分の服がどこにあるのかもわからないというような男性は、妻が亡くなると生活が立ち行かなくなってしまうでしょう。 また、女性は「察すること」に優れています。共に暮らしている夫の、わずかな変化を見逃しません。 「具合悪そうだけど大丈夫?ほら、温かいものを飲んで」なんて細かい気遣いに、助けられたことのある男性は少なくないはずです。このような妻の愛情があってこそ、夫は健康に長生きできるのではないでしょうか。 男性は家事など日常生活のあれこれを妻に任せきりにしないことが大切です。 掃除をしている妻を尻目に新聞を読むのではなく、男性も家のことに積極的に関わりましょう。 また、男性は女性と比べると他人の状態を察する能力が優れていませんが、他人の状態はわからなくても、自分自身の状況はまだわかるはずです。体調が悪いときに、パートナーの手をわずらわせることなく、自分の体調を自分で管理できるようになるといいでしょう。
★ 夫がやることは・・妻に任せきりにしない 妻が体調不良のときなどに困らないよう、普段から自分で家事を行うようにしておきましょう。 ★ 妻がやることは・・ときには夫に任せる たまには夫に家事を任せ、女友だちと旅行するなどして、常に活動的でいましょう。
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