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プライベートと仕事のバランス感覚は、男性と女性とでは大きく違います。女性が考えている以上に、男性は仕事を重要視しています。自分の人生のうち、かなり大きな割合を仕事に割こうと考えているのです。
そんな男性にとって、仕事の現場は同僚と勝ち負けを競い合う戦場です。たとえ、「あくせく働いてまで、出世しようと思わないよ」というようなまったり思考の人でも、同僚と自分を比較したときに「負けている」ような感覚に陥ると、焦りや苛立ちを感じてしまうことがあります。 一方、女性の場合は男性に比べて「バリバリ働いて、周りに差をつけてやる!」というタイプの人が少ないです。女性にとって大切なことは同僚との協調性や調和です。
このような男女の仕事に対する考え方の違いを、部下に仕事を割り振る立場の人が完全に把握できているとは思えません。考え方の違いによる軋轢は、あちこちで生じているのではないでしょうか。 たとえば男性が仕事を任せられるとき、その仕事の量が同僚たちと比べて多い場合はどうなるでしょう。とくに働き盛りの男性は、「自分は期待されている!」と考えがちです。 もし、同じように女性が仕事を任せられるとき、自分ひとりにたくさんの仕事が割り振られたら、多くの女性は、自分だけ仕事を割り振られると「どうして私だけこんなに?」と、不満を持つのではないでしょうか。 また、控え目な性格の女性であれば「自分ばかり目立ってしまうと、同僚から浮いてしまうのでは?」と、不安になってしまうおそれもあるでしょう。男性にとってはこれが「自分が目立つためのチャンス」になりうるのです。 男性は仕事仲間の中でも、勝敗を重要視しています。そしてどれだけ苦労したかが、自分の評価につながると考えるものなのです。 女性は、勝敗よりも人間関係のバランスが大事です。それが崩れると、不公平感が出てしまうのです。 男性と女性では考え方が違うわけですから、会社で仕事を割り振る立場の人は、その点を考慮しなければ女性の反感を買うでしょう。
★ 男性から女性へ話すときは、「大丈夫?みんなでランチでも行こうよ」と言ってあげましょう。 円滑なコミュニケーションには共感が必須。ランチに行って話を聞き、頑張る活力を生み出しましょう。 ★ 女性から男性へ話すときは、「あなたはもう十分過ぎるほど頑張っているよ」と言ってあげましょう。 男性は自分を追い詰めやすい傾向があるので、様子を察知することに長けた女性こそ、男性を救えるのです。
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