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たとえば、女性から男にデートを申し込むとしましょう。 月曜日の朝、職場で好きなタイプの男にばったり会ったので、 「週末ヒマだったら、映画に連れてってくださらない?」 と声をかけたところ、 「ヒマなんてあるわけないよ」 と断られてしまいました。 これでその女性は「嫌われてしまった」とショックを受けたのですが、こういうケースは往々にして起こるものです。
月曜日の午前中といえば、どの会社でも一番忙しいときで、そんなときデートの申し込みを受けたとしても、男にはそこまで気が回りません。それどころか、上司に怒鳴られていたら、女性の無神経さに腹が立つところでしょう。 ここに「女は主観、男は客観」という性格の違いが浮き出てきます。女は自分本位で考え、男は全体の状況をまず考えてから、自分に戻ります。だからしばらくたてば、「しまった、なぜあんなことを言ってしまったのか」と後悔しているかもしれません。 実は「デート」と単純にいいますが、女と男では、この言葉から受ける意味がまったく異なります。女性はロマンチックな時間を想像しますが、男はベッドインを思い浮かべます。
そこで女から誘うときは、男が興奮しやすい時間を狙ったほうが、成功する確率はぐっと高くなります。 わかりやすくいえば、午前中より夕方、週のはじめより週の半ば、忙しい時期より、少しゆったりした時期、月の半ばより月末か月のはじめ(給料が残っている)、といった具合に、綿密に考えることです。
それだけではありません。「映画に」とだけいうより、セクシーな映画がかかっているときに、具体的にその映画をいって誘うことです。 要は、男にセクシーなシーンを思い浮かべさせれば、大成功です。映画でなく、お祭りでも花火大会でもかまいません。 もしかすると、そのあと「ラブホテルに連れて行けるかもしれない」という夢を与えられれば、男は喜んで誘いに応じるでしょう。 仮に、あなたをそれほど好きでなくても、イメージとして性的興奮を与えられれば、彼はのこのことついてくるはずです。 そしてついてきたら、あとは彼のリードに任せることです。肉体関係をもつと、昔であれば女に損でしたが、いまは違います。少なくとも同じ会社であれば、損よりトクなほうが多いはずです。 男があなたから逃げようとしても、簡単にはできないからです。とはいえ、一つだけ損になるとしたら、女が夢中になって、男を追い始めたときです。これは男に逃げる理由を与えてしまうだけに、けっしてしてはなりません。もう少し上手に男との関係を楽しもうではありませんか。
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