男性心理と女性心理
男性心理・女性心理

「こう見えても、昔はけっこう遊んでたんだ」の心理


男性が、なぜ、昔遊んでいたなどと言って、女性の前でわざわざ自慢するのでしょうか。
女性にとっては理解しにくいでしょうが、男性にしてみれば、非常に重要な話をしているつもりです。

まず「遊んでいた」ということは、非常にモテた、女性には困らなかったことを意味します。これも単純に自分がいかにレベルの高い男で、モテるかということをアピールしたいという自慢話なのです。

でも、なぜか「今も遊んでいる」と自慢する男性は少ないのです。そんなにモテたのなら、今もモテると考えるのが普通でしょうが、なぜか現在のことには触れないのです。

ここでは、この言葉に隠された男の本音について迫ってみましょう。



「昔は遊んでいた」と言うことで今の誠実さをアピール


女性はできるだけレベルが高く、誠実な男性を求めますが、そんなにいい男はそうそういないものです。なかにはモテる男性は誠実なわけがないと決めつけ、あまりモテそうもないけど誠実そうなタイプを求める女性が多いです。

つまり、男性が今現在、モテモテで遊んでいるということは、女性を口説く際に圧倒的に不利になるわけです。

だからこそ、男性は、今ではなく「昔」遊んでいたと言うのです。これならば、「昔はモテるのをいいことに誠実のカケラもなかったけど、今は改心していい男なんだよ」といういい部分だけをアピールすることができるでしょう。


昔遊んでいた男が、現在、本当に遊んでいない理由


理由は二つあり、ひとつは、社会的地位が低下して、本当に今はモテなくなった場合と二つ目は、女性を騙しすぎて相当ひどい目にあった場合です。

学生の頃はモテたが、社会に出ると男としての能力がない


学生のころは、勉強やスポーツができなくてもルックスだけでモテることもあるでしょうが、社会に出るとそう甘くはありません。

ルックスだけの男が社会に出たとき、競争力を持っていなければ、社会的地位はどんどん低下し、女性に見向きもされなくなってくるでしょう。

このような男が「オレは昔は遊んでいたが、今は遊んでいない」というのは納得できます。こういう男が現在、モテようと思えば誠意しかないわけですから、「昔は遊んでいたよ」などと、自分を窮地に追い込むようなことは言わないでしょう。

過去に女性を騙して相当ひどい目にあった


二つ目は女性を騙して相当ひどい目にあった男性です。これは明らかに過去に男女間の大きなトラブルがあって何かトラウマになっているケースですが、それは非常に稀であり、信憑性に欠けるでしょう。

男は、死ぬまで女性を獲得しようとする本能がありますので、本当に「昔遊んでいたのに今は遊んでいない男」など存在しないし、改心することないのです。

例外があるとすれば、自分の目の前に魅力的な女性がいて、その女性を本気で口説こうと必死になっているときでしょう。その瞬間だけは改心しているのです。

男の言う「昔」は、限りなく今に近い昔と言えるでしょう。



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