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性格がいいといわれて喜ばない女性はいないと思いますが、これは外見だけでなく、内面的なことまで認められたと感じることができるからです。美貌と違って、内面は半永久的に変化しませんので、これを認められることは半永久的に好感度が続く可能性が高いということです。 しかし、男性は、本当に内面までをも見抜いて言っているかどうかは、はなはだ疑問です。なぜなら、男性にとって「性格がいい」とは、生殖戦略として「自分に柔順である」ということを表しているにすぎません。 なぜなら、自分に柔順でないということは、結婚しても、自分を騙して他人の子を養わせるようなことになる可能性があるからです。男性は自分の子供を確実に妻に産ませるためにも、柔順さを女性に求めるようになるのです。
実際、どういうシチュエーションで男性は女性の性格がいいと思うのでしょうか。 性格がいいか悪いかは、その個人の特性であるから、シチュエーションで性格がいいか悪いかが決定されることは納得できないかもしれませんが、男性は、現実的にシチュエーションで女性の性格を判断しているのです。
女性は特定の男性に好かれたいと思うとき、柔順さを誇大にアピールいます。自分が劣位で相手の男性の指示に従う意志があることを示します。 つまり、好かれたいと思う男性の前では柔順さをアピールし、逆に好かれたくないと思う男性には冷たくし、つきまとわれないように注意します。結局のところ、女性の柔順さの誇示行動は、魅力のある男性の前で行われるものであり、目の前に自分より魅力のある男性がいるといシチュエーションで、このパフォーマンスが行われるのです。 つまり、男性のほうがその女性よりも魅力が大であるというシチュエーションで、男性は相手の女性を「柔順だ」と感じるのです。 ですから、男性は女性の性格を見抜いているのではなく、シチュエーションで女性のおおまかな性格を判断しているということです。
男性は自分よりも魅力の高い美人の前で「君は性格がいい」とは決して言いません。自分よりも魅力が明らかに高い女性の場合、性格がいいと思い込みたいのは、男性の本能ですが、逆に女性側としては、自分より格下の人間に柔順さをパフォーマンスすることは考えられません。 だから、男性は、自分より格上の女性には「性格がいい」とは言わず、「きれいですね」などとその容姿をほめて言うのです。 結論として、男性が「性格がいいね」と言うときは、間違いなく格下に見ているということです。格下ではあるけれど自分に好意を寄せているので、それに対し、お世辞で返しているというニュアンスが含まれています。 これでは、さすがに素直には喜べないかもしれません。
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