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このセリフは、出会って間もない初対面の場合に使われることが多いといえるでしょう。似た言葉に「昔の彼女に似てる」などがありますが、以前、好感を持った人に似てるとは、どういう意味があるのでしょう。検証してみましょう。 まず、この言葉を初対面で言われたとしたら、あなたは相手の男性から好感をもたれ、一目惚れされたと思って間違いがないでしょう。
一目惚れであろうとなかろうと、まず、人間が恋に落ちるためには、次の三つの条件が必要です。
美しさとは、自分が記憶している多くの女性の中で、その人が相手の女性を見て「美しい」と感じるものです。ですから、この美しさは個人差があります。
同一化とは、相手に自分と似ているものを感じ取るとその人に好感を持ち、逆に好意を持つと相手に同調しようとする習性です。 基本的に宗教や文化、価値観、人種などが違うと相手を理解することが困難となることから、同一化を感じない人とは恋に落ちにくいのです。もし、価値観や考え方が違っていたら、自分の意思を伝えるのに苦労をすると、口説くのにも時間がかかりすぎます。
美しさと同一化の二つを感じ取れば、この緊張感が芽生え、恋に落ちるようになるのです。 たとえば、どんなに美人の妹がいても、兄が妹に恋しないのは、近親だからではなく、長年一緒に住んでいて緊張感が芽生えないからです。もし、生まれた時点で、離れ離れに暮らしていたら、恋に落ちる可能性はあるのです。
人が誰かに惚れるために必要な条件は、まず、相手が手の届く範囲にいて口説くことができるということが重要です。あなたが街の中で、すごくイケメンの男性とすれ違っても、惚れることはないし、一目惚れすることもないでしょう。それは相手が他人だからです。 ですから、惚れるというのは、自分の口説ける範囲内の人にしか起こりえない現象と言えます。 そして、相手を見た瞬間、口説けるかもしれないと錯覚したときに、一目惚れということになります。その錯覚が起きるためには、「美しさ」と「同一化」を感じている必要があります。 相手との「同一化」が、一目会った瞬間で分かることはありませんが、脳が同一化であると錯覚させているのです。 それは、「初恋の人に似てる」ということで、目の前の女性もきっと価値観や考え方が初恋の女性と同じであろうと脳が錯覚してしまうのです。 いずれにしても、この言葉を言われたら、素直に喜んでいいでしょう。
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