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男心も女心も、お互いに結婚しようと思っている関係なら、お互いにできるだけ近づきたいという気持ちが強くなるため、顔だけでなく、からだ全身がお互いのほうへ磁石のように吸い寄せられて自然に歩み寄っていくものです。 ここでは、男と女が本能的に引き合う原理について考察しましょう。
男と女の本性は、陽と陰であり、言い換えればプラスとマイナス、もっと端的に言えば凹(女性)と凸(男性)で成り立っています。 男は好きな女性といるときは、気持ちとしては、いつでも凹凸がスムーズに合致するような体勢を本能的に取っているものです。 喫茶店で恋人同士がテーブルの椅子に座るときなどは、お互いに真正面に座って話したりコーヒーを飲んだりするもので、斜めの席に座ったりすることはありません。 また仲の良さそうなカップルが、公園のベンチに並んで腰をかけて楽しそうにおしゃべりしている光景を目にしたりしますが、そういうときには、お互いの肩や腕、あるいは顔などが自然と磁石のように、お互いの体のほうへ近づこうとする体勢になっています。 このようにお互いに愛し合っていると、凹(女性)凸(男性)は一体になろうとする自然の摂理が働くのです。それが陰と陽の関係です。
女性から男性の本当の気持ちを知りたいと思っても、彼に向って「自分が好きかどうか」など面と向かって聞けるものではありませんので、そんなときには、男性の体があなたの体のほうへ向いているかどうかで判断しましょう。 たとえば、あなたが彼と公園のベンチで腰をかけて語り合う場合、彼のカラダに注目して、顔はおそらくあなたのほうを向いて話しかけているでしょうが、ひざやつま先、あるいは肩先が、あなたのほうを向いて話しているかどうかをチェックしてみましょう。 どんなに親しげで上半身だけ相手のほうを向いていても、肝心要(かなめ)の下半身にあるヒザやつま先だけが相手とは反対側、つまりそっぽを向いているようですと、その親しさは表面だけのもので、心のなかでは何を考えているかしれたものではありません。 人間の心は素直なもので、嫌いな相手とは、本人の気がつかないうちに、体が逃げ腰になっています。反対に好きな相手なら、つま先から頭のてっぺんまで、好きな相手のほうへすり寄っているのです。 |
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