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この「電話とか、メールって、あまり好きじゃないんだ」と言うのは、どちらかというと、つき合う直前、もしくはつき合い始めたばかりのときに言われるセリフです。 ここでは、この言葉の裏に隠された屋とこの本音を探ってみましょう。
「何で、電話くれないの」「メール送ったんだから、返事ぐらい出してよ」などと、彼女に言われて、言い訳がましく言う場合もあれば、そう言われる前にクギを刺すように言う、ずるい男もいます。 ただ、どちらの男性の場合にも、共通して言えることは、女性よりも優位な立場にいる、ということです。
もともと脳の構造上、男性が長電話したり、意味のない会話をすることが苦手です。このセリフは、男としては、当然、当たり前の言葉なのですが、ただ、女性を口説いて落とすという目的がある場合には、こんなことは苦もなくやってのけます。 さらに、女性を満足させて惹きつけておくためには、そこを無理してでもやらなければ、あっさりと女性の気持ちは離れていってしまいます。 だからこそ、男性は本来苦手な会話を一生懸命するという投資をするわけです。これは男性にとって通常ならかなりのストレスがたまる行為、つまりコストがかかる行為ですが、にもかかわらずそれができるのは、大きな目的、つまり肉体関係を結ぶことがあるからです。
恋愛満足度の公式は 【報酬(ときめき)−投資(コスト)】 で表すことができます。 しかし、ときめきは、時間の経過とともに徐々に冷めていく性質があるので、つき合ってしばらくすると、ときめきいう報酬が少なくなり、同じ投資量でも満足度が小さく感じるようになります。 ところが、このセリフをつき合う以前や、つき合って間もない時間に言えるということは、最初からその投資を放棄していると言えます。つまり、あなたへのときめきという報酬が少ないので、投資しないことにより満足度を上げようとしているのです。 または、そんなコストをかけるくらいなら、離れていってもかまわないと思っているのです。 これは、あなたが住んでいるマンションなどでも言えることです。その住居の満足度も【報酬(住みやすさ、便利さ、美観など)−コスト(家賃、駐車場代、管理費など)】で表すことができます。 いくら便利で拾い部屋でも、家賃がバカ高ければ満足度は低下するし、少々不便な部分があっても家賃が格安であれば、満足度は得られるのです。もし、今は満足している部屋でも、家賃を急に値上げされれば満足度は低下し、 「冗談じゃないわ、こんなに高いなら引っ越そう」となるわけです。 ですから、この言葉は、男性側のコストの放棄であり、その原因は彼の優位性にあり、投資をしなくても関係が成立するということは、相手の女性が投資を期待していない、もしくは投資されなくても充分な満足度を得ているということです。 それは逆に言うと、女性側が感じている報酬(ときめき)が大きいからなのです。つまり見返りを求めない、つき合えるだけで幸せだという、無償の愛といえます。
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