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人間は普段の日常的な生活では、心に興奮を覚えるようなことが少ないため、どうしても非日常的な事件や出来事で、心が燃えるような快楽を得たいと考えているものです。 たとえば、普段の生活である掃除や洗濯、あるいは友達との会話、いつものメニューの食事などでは、あまり興奮や快楽などを得られませんが、非日常的な不倫や情事ではどうでしょう。
人は明るく愉しい恋愛をしていても、もっと堕落した関係にあこがれることがあります。 この情事には、ふつうの恋愛にない条件がいつくか重なっているからこそ、密かにあこがれるのでしょう。 @ 退廃した性の香りがする A 秘密の関係にスリルを感じる B 自分が大人になった歓びがある C いつバレるかもしれない不安が快楽になる これらは独身同士の恋愛にはない、暗い快楽といっていいでしょう。 なにもこんなに危険な愛の道をたどらなくてもいいのではないかと思う人は、まだ本当に大人になりきっていないのかもしれません。
情事には肉体関係がつきもの、性的関係のない情事はありえません。 女性はとくに危険な恋に歓びを感じる習性があり、ふつうの男女でも、狭い車の中や夜の公園の暗がりでの抱擁などのほうが燃え上がる率が高いと言われています。 おもしろいことに、狭い場所にいる二人のほうが、性的関係を持ちやすいこともわかっています。 情事は広い場所で大っぴらに愛を語るものではなく、つねに狭くてひっそりした隠れ家的雰囲気のなかで抱き合うイメージがあり、公園のベンチや、茂みのある片隅のほうが人気があるようですね。
あるいは、やっと夫が出勤したあと、あわただしく恋人と抱き合うとか、人に隠れて性的関係を維持するだけでいっそう燃え上がってしまうわけですが、こういう関係を長く続けていると、ふつうの男女関係では刺激がなさすぎて物足りなくなる、という女性もいるようですが、でも、その怖さは知っておくべきです。 情事はやはり、夜の仕事を中心にしている女性にふさわしいもので、OLが妻子ある男とそれらしい関係になったのでは、カッコいい堕落ではなくなってしまいます。 情事は情事として愉しめることが必要であり、「やれ奥さんと別れて一緒になってくれ」、「夫なんか捨てるから私と結婚してくれ」などとわめくようでは情事をする資格などありません。 恋には色がある、といわれるように、何色の恋の花を咲かせるかによって個人差がでるのですが、ドス黒い花では性格までゆがんで醜くなってしまいます。
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